スムーズなワクチン接種目指す 岩手・陸前高田で訓練

訓練で実際のワクチン接種のように注射器を腕に当てる看護師(右)

 岩手県陸前高田市は19日、新型コロナウイルスのワクチン接種訓練を市保健福祉総合センターで実施した。市内の老人クラブや岩手県立高田病院が協力し、接種の一連の流れを確認した。
 約50人が参加。老人クラブのメンバーが接種を受ける人の役となり、受け付けや問診、接種のための場所を順番に回った。接種スペースでは看護師が体調が悪くないかどうかを確かめ、腕に注射器を当てた。接種終了までの時間は1人当たり10~16分だった。
 菅野安さん(72)は「重症化を抑えられるので接種を受けたい。訓練を生かしスムーズに接種できるようにしてほしい」と話した。
 終了後、市職員や医師、看護師らが意見交換。「問診や接種の直前の空間が密集しやすい」「実際は上着を脱ぐ必要があり、さらに時間がかかる」「靴の脱ぎ履きはない方がいい」などの意見が出た。
 訓練は高田病院側が提案したという。立ち会った田畑潔院長(60)は「大規模な集団接種はどこも経験がなく、シミュレーションは大事。どこが密になりやすいか、具合が悪くなった人の対処をどうするかなどを考えないといけない」と指摘した。

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