勾当台公園で「分煙の社会実験」 仙台市長、理解求める

仙台市青葉区の勾当台公園 (c)Google

 仙台市と日本たばこ産業(JT)東北支社が青葉区の勾当台公園で4月に始める分煙の社会実験に対し、市民団体などから異論が相次いでいることを巡り、郡和子市長は16日の定例記者会見で「社会実験そのものは必要ではないか」と述べ、改めて理解を求めた。

 社会実験は4月20日から約1年間。JTの費用負担で受動喫煙対策を講じた3種類の喫煙場所を設置し、効果と課題を検証する。

 勾当台公園は平日の昼休み、3カ所ある灰皿に喫煙者が集まり、たばこの煙や臭いの充満が問題化している。

 郡市長は「公園は子どもからお年寄りまでが利用する。たばこを吸う人、吸わない人の双方が気持ちよく過ごすために、受動喫煙をどう防止するか。その答えを見いだすための社会実験だ」と説明した。

 市によると、社会実験の実施に対し、市民からは約30件の意見が寄せられた。「喫煙場所を分けるのはいいこと」と賛同する声がある一方、「分煙ではなく禁煙を目指すべきだ」とする反対意見が多いという。

 郡市長は「さまざまな声を受け止め、実験の進め方を検討している」と話し、開始時期や実験内容を再考していると明らかにした。

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