東北食材にシェフ太鼓判 「美味アワード」青森・宮城から特別賞

授賞式で活タコ、つがる豚、イカ天日干しをアピールする(左から)服部氏、木村社長、片岡氏

 日本を代表するシェフらが次世代に残したい地場食材を発掘する第1回「食べるJAPAN 美味アワード」(運営委員会主催)で、青森県つがる市産豚肉と同県鰺ケ沢町産イカ天日干し、宮城県石巻市産タコの焼き物が特別賞に選ばれた。グランプリ、準グランプリに次ぐ栄誉。受賞者はシェフのアドバイスを受け、より魅力的な商品の開発を目指す。

 アワードは、いずれも東京都内にある服部栄養専門学校の服部幸応理事長やイタリアン「リストランテ アルポルト」の片岡護オーナーシェフら、食の巨匠が集い創設。15日に銀座の歌舞伎座で授賞式があった。

 木村牧場(つがる市)の「つがる豚ロース」は一般的な外国産飼料用トウモロコシではなく、地元産米にリンゴの搾りかすなどを配合した餌で育てるのが特徴。木村洋文社長(52)は「餌作りからとても手間をかけて生産している。口溶けの良い脂身と柔らかな肉質が一流シェフに認められてうれしい」と喜んだ。

 赤羽屋(鰺ケ沢町)の「一本釣りイカ天日干し」は、調味料を使わずに製造する。磯辺角美社長(41)は「海風に当ててうま味を閉じ込めている。今後も素材の良さを引き出す商品を生み出したい」と語った。

 マルカ高橋水産(石巻市)の「活タコのあぶり焼き」は、強い歯応えと香ばしさ、甘味が口に広がる。高橋力営業部長(33)は「新鮮なうちに加工することを大切にしている。さらにブランド化を進めたい」と力を込めた。

 審査委員長の服部氏は「活タコは蒸したりゆでたりしていないので水っぽくなく、かむほどに味わい深い」と称賛。片岡氏は「つがる豚は米どころの東北ならではの産品、イカ天日干しは天然の塩分が生かされた自然食品そのものだ」と評価した。

 アワードは、全国142点の応募の中から審査員15人が受賞11点を選んだ。

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