鳥海ブルーライン、一部閉鎖継続 全面開通はGW明け以降

一部区間で開通延期となった鳥海ブルーライン。通行止めの看板を確認して引き返す人の姿もあった=28日午前10時25分ごろ

 秋田、山形県境の観光道路「鳥海ブルーライン」(34・9キロ)の冬季閉鎖が28日、一部区間で解除された。県境を挟んで約3キロ区間は積雪を理由に閉鎖が続いており、全面開通は大型連休明け以降となる。

 秋田県にかほ市側の約13キロ区間と、既に解除された区間を除く山形県遊佐町側の約6・5キロ区間で午前10時に解除された。路面凍結の恐れがあり午後5時~翌日午前8時は通行止めとなる。

 県境の閉鎖継続区間の路上にはバリケードが置かれ、通行止めの看板が掲示された。にかほ市の鉾立ビジターセンター近くのバリケード前では、車で訪れて引き返す人もいた。

 山スキーを楽しむという同市の無職佐藤雄一さん(74)は積雪の状況を見に来た。「閉鎖区間は雪がまだ残っており、新型コロナウイルス感染防止にもつながる。道路を一つふさぐだけでも違う」と話した。

 一方、秋田県五城目町から訪れた40代男性は「全ての道路を閉鎖するのなら分かるが、ここだけでは感染防止の意味がないのではないか」と疑問を呈した。

 佐竹敬久秋田県知事は22日、コロナ対策で閉鎖すると発言。その後、「積雪で安全が確保できない」と閉鎖理由を軌道修正し、当初発言は「県境移動の自粛を要請する広報戦略だった」と釈明していた。

 県関係では国道342号の同県東成瀬村椿川-岩手県一関市厳美町間(31・5キロ)と、国道398号の宮城県栗原市花山-秋田県湯沢市皆瀬間(27・2キロ)の冬季閉鎖も28日正午に全面解除された。

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