クマ対処法を動画で指南 仙台市、出没増で情報発信強化

クマへの対処法を紹介する動画の一場面

 仙台市は活動期に入ったクマに遭遇した際の対処法を教える動画を制作し、投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネル「せんだいTube」で公開している。市内の出没件数が2020年度に過去最多を記録し、情報発信を強化した。山菜採りや山登りの機会が増える大型連休に合わせ、注意を呼び掛けている。
 3月3日に公開した動画は約15分。①クマの出没地点②出没しやすい時間帯③人里に近づけない予防策―など8項目を解説する。クマが活動する早朝や夕方の外出を控え、生ごみを適正に管理し、定期的に雑草を刈り取ることが必要と指摘する。
 季節ごとの特徴として、春は山菜やタケノコを探す子連れのクマが多く、警戒心が強いと説明する。出合った場合は騒がず背中を向けることなく、ゆっくり後退するよう促している。
 市によると、16~20年度のクマ出没件数はグラフの通り。20年度は住宅地付近での目撃も相次ぎ、記録がある06年度以降で最も多い431件に達した。
 市は前回400件を超えた16年度の状況を踏まえ、目撃地点をインターネットで検索できる「クマ出没情報マップ」を17年度に始めた。20年度が4年ぶりの高水準となり、市民への啓発強化が重要になったため、手軽に情報が得られる動画サイトの活用に着目した。
 今年4月の出没件数は2件で例年と同水準だが、春の訪れが早かったこともあり、クマの活動は既に活発化しているとみられる。
 市環境共生課の金久保美喜課長は「山に入る際は動画やマップを活用し、クマの習性や出没地点を把握した上で、細心の注意を払ってほしい」と呼び掛ける。

市公式チャンネル「せんだいTube」で公開している動画

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