ベガルタ、初戦敗退 天皇杯2回戦 J3岩手に0-1

仙台―岩手 前半2分、先制ゴールを許し、肩を落とすGK小畑(右から2人目)ら仙台の選手(山本武志撮影)

 サッカーの第101回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は9日、仙台市のユアスタ仙台などでJ1勢が登場して2回戦が行われ、J1の仙台がJ3の岩手(岩手)に0-1で屈し、初戦で姿を消す波乱があった。

 J2の山形は日本フットボールリーグ(JFL)のヴェルスパ大分(アマチュアシード)に1-2で苦杯を喫した。JFLのソニー仙台(宮城)はJ1の札幌と点を奪い合った末に3-5で敗れた。

 他のJ1勢ではFC東京が順大(千葉)に延長で1-2で敗れ、横浜MはホンダFC(静岡)に2-2からのPK戦で屈した。前回覇者の川崎はJ3の長野(長野)に苦戦し、1-1からのPK戦を制して勝ち上がった。

 仙台が逃げ切りを許した。立ち上がりの前半2分にカウンターから岩手・韓勇太に先制ゴールを決められた。後半は攻勢に転じたが、相手の堅い守りを崩せず、34分の上原のFKはバーにはじかれた。パスやトラップのミスが多く、最後までリズムに乗れなかった。

 序盤にあっさり失点

 どちらが上のカテゴリーのチームか分からない戦いだった。仙台はJ3の岩手に不覚を取って初戦敗退。序盤の失点に絡んだセンターバックのアピアタウィアは「イージーなミスが多く、流れをつかめなかった。ふがいない試合を見せてしまった」とうなだれた。

 慎重を期さなければならない初戦の入りで、あっさりと2分に失点。主導権を握られて落ち着きを失い、ミスを連発した。相手のプレスをかわせず、後方からのビルドアップがおぼつかない。トラップし切れずボールを失うのも、一度や二度ではなかった。中原は「チーム全体として、うまくボールを運ぶこともできなかった」と振り返る。

 後半は攻勢に出たが、DF3人とMF2人で実質5バックの守備に手を焼いた。岩手ゴール前は常に密集状態。初コンビとなった皆川とフェリペカルドーゾの長身2トップは前線でボールを収められず、スペースを消されてオッティのスピードも生かせなかった。

 「慌てさせられて精度を欠いた仕掛けとなり、仕留められなかった」と手倉森監督。早い時間帯から追う展開となって敗戦を重ねたリーグ戦序盤の悪夢がよみがえる。中原は「(チームの)全部を上げていかないといけない。リーグ戦で取り返すしかない」。悔しさを押し殺して、巻き返しを誓った。
(射浜大輔)

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