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<東北の本棚>庶民に温かいまなざし

とうほく民話散策/佐佐木邦子 著

 著者は2016年に67歳で病没した仙台市出身の小説家。民話の世界を創作の土台としてきた。本作には、東北各地で聞き集めた物語を収録。先人の人生訓がちりばめられたお話は笑いあり、涙あり、時に恐怖あり。物語の基となる農村や庶民の暮らしに、著者の温かいまなざしが注がれる。

 

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