五輪バレー代表の藤井選手、古里挙げて激励 雄勝小中に横断幕
東京五輪バレーボール男子代表のセッター藤井直伸選手(29)の出身地である石巻市雄勝町の雄勝小・中学校(児童20人、生徒12人)に、激励の横断幕が掲げられた。
雄勝地区会長会などが作成した。縦約1メートル、横11メートルで「祝日本代表」のメッセージの他、藤井選手が4年生まで通った桑浜小、同小と統合後2年間を過ごした大須小、バレーを始めた大須中の校名も記した。
9日に同校であった保護者懇談会でお披露目し、県道からよく見える校舎3階のベランダに取り付けた。同会の高橋守次会長(75)は「(地域の)少ない子どもたちの中から五輪選手が生まれたのはすごいこと。雄勝を挙げて応援したい」と気持ちを高める。
藤井選手が古川工高に進むまで過ごした熊沢地区の阿部利昭地区会長(73)は「大須中時代は帰宅後も集落の広場で練習していた頑張り屋。けが無く最後まで頑張ってほしい」とエールを送った。
大須小時代の恩師でもある横江良伸校長(59)は「先輩の活躍が子どもたちの夢を膨らませるきっかけになる。みんなで応援したい」と話した。
市雄勝総合支所にも代表入りを祝う横断幕が掲げられた。