<宮城県中総体>野球、東向陽台が初優勝

 第70回宮城県中学校総合体育大会第5日は25日、県内各地で7競技が行われ、野球は東向陽台が10-3で加茂を下し、初優勝を飾った。サッカーは東北学院が1-0で古川南に勝ち、2大会連続11度目の優勝を果たした。ソフトボール男子は佐沼、女子は高森がそれぞれ頂点に立った。

 最終日の26日は、バスケットボールの男女決勝とバドミントンの男女個人戦の決勝が行われる。

遠藤、投打で逆転を演出

東向陽台―加茂 東向陽台2番手で登板、加茂打線を無失点に抑えた遠藤

 一回に3点を先行されて、二回から引き受けたマウンド。「逆転できると思っていた」。東向陽台の2番手遠藤に、焦りの色は全くなかった。加茂の二回の攻撃を3人で仕留めると、遠藤の思惑通り、東向陽台の反撃の火ぶたが切られた。

 二回に2点を返して迎えた四回、加藤の押し出し四球で追い付き、続く遠藤が無死満塁で打席に入った。「ベンチからみんなの『打て、打て』の声が聞こえて気持ちが高まった」。外角直球を捉えた打球はやや詰まりながらも中前へ抜け、2点を勝ち越した。

 五回の打席も1死一、二塁の好機。狙いは直球。「コンパクトに打つことを意識した」。三遊間を抜ける痛烈な左中間二塁打でダメ押しの2点を加えた。

 投げては直球とスライダーに伸びがあり、凡打と三振の山を築く。味方も無失策でもり立てた。五回の守備では一塁松川が「ガッツあるプレー」(遠藤)でファウルフライを好捕。ナインの一体感が最高潮に達した。

 東向陽台は2019年の前回大会、準決勝で敗れて東北大会へあと一歩届かなかった。当時スタンドから応援していた遠藤の目に、先輩の悔しそうな姿が焼き付いている。「目標にしてきた2年前を越えられた」。殊勲の3年生の表情には充実感がみなぎっていた。
(吉川ルノ)

サッカー、東北学院が競り勝ちV

サッカー決勝 東北学院―古川南 前半3分、東北学院・内芝(中央)がゴールを決め、1―0とする

 サッカー決勝は東北学院が1-0で古川南に競り勝った。前半3分、FW内芝が中央でパスを受け、相手DFとGKをかわして先制。今大会初ゴールを決めた内芝は「うまく相手の隙を突けた」と喜んだ。

 前半は両サイドを広く使った攻めで完全に主導権を握ったが、後半は古川南の粘りに苦しめられた。準決勝から炎天下の2試合目となった疲れも出て、シュートミスやクリアミスも目立った。それでも、DF阿部幹主将を中心に堅い守りで反撃をしのぎ切った。

 県代表として臨む東北大会では一昨年、決勝で青森山田に完敗した。阿部幹主将は「先輩たちの借りを返して優勝する」と雪辱を誓った。

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