羽生結弦、4回転半に意欲 アイスショーで華麗な演技

アイスショー「ドリーム・オン・アイス」に出演した羽生(代表撮影)

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)が9日、横浜市のコーセー新横浜スケートセンターで行われたアイスショー「ドリーム・オン・アイス」に6年ぶりに出演し、今季の思いを語った。習得を目指している前人未到の大技「4回転半ジャンプ」(4回転アクセル)は披露しなかったものの、「必ず、今季で決めるんだという強い意志がある」と並々ならぬ意欲を示した。

 ショーの大トリを務めた羽生は、エキシビションナンバー「マスカレイド」を披露。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を軽々と決めるなど、華麗な演技で観客を魅了した。

 羽生は終演後、4回転半ジャンプについて「ショーに絞って練習してきたので、そこまで4回転半の練習はできていない」と話す一方、「昨季の体(の疲労)をいたわりつつ、アクセルの基礎を見直す機会はできた」と充実感を漂わせた。

 年明け開催の北京冬季五輪は、男子でギリス・グラフストレーム(スウェーデン)以来、94年ぶりの3連覇が懸かる。偉業達成に注目が集まるが、「(2018年)平昌五輪や(14年)ソチ五輪のような熱量はない。(五輪出場は4回転半ジャンプを成功する)道の中にあるのであれば」と話すにとどめ、大技の完成を優先する構えを示した。

 現在は新型コロナウイルスの影響で、コーチと離れて国内で調整している。「一人で練習しても成長できると感じた」と、今後も国内を拠点に活動する予定。2季ぶりに参戦するグランプリ(GP)シリーズの第4戦NHK杯(11月12~14日・東京)、第6戦ロシア杯(11月26~28日・ソチ)に向け、完成度を高める。(狭間優作)

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