宮城の新型コロナ感染、累計1万人に 昨年2月29日の初確認から約520日

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 宮城県内の新型コロナウイルスの感染者が3日、累計で1万49人となった。県内で1例目の感染が確認されたのは昨年2月29日で、およそ520日で1万人の大台を超えた。(編集局コンテンツセンター・上田敬、藤沢和久)

昨年5月は報告ゼロ

 1例目の感染は仙台市内在住の男性で、東北でも初めてだった。その後の県内では感染確認ゼロという日が続く一方で、2月27日に安倍晋三首相(当時)が全国の小中高校などに対し3月2日から臨時休校にするよう要請したため、行き場を失った子どもたちへの対応で教育現場や子育て世帯に困惑が広がった。

 2例目の確認は3月26日。その後は数人の日が続き、4月14日には10人となって1回目のピークを迎えた。政府は8日に東京など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令。16日には全国に拡大されて宮城県も対象地域となり、解除は5月14日となった。

 4月28日で感染確認はなくなり、5月は1カ月間、報告ゼロだった。

 7月以降は数人から十数人という日が続いたが、9月からは20人に迫るようになり、年末に向かって30~40人台へと報告が増えていった。

 昨年の最多確認は12月26日の56人。宮城の累計も2000人を超えた。英国で最初に変異が確認されたアルファ株が国内で初めて確認された日と重なった。

ことし3月から感染急拡大

 年が明けて1月14日の87人をピークに減少傾向に転じ、2月8日と22日にはゼロとなった。

 3月に入ってからは感染が急拡大。31日には過去最多となる200人を記録した。

 政府は4月1日、感染が急拡大している宮城、大阪、兵庫の3県に5月5日まで「まん延防止等重点措置」を初めて適用することを決定(宮城は11日まで延長)。飲食店に対して午後8時までの営業とするよう時間短縮要請を出した。

 4月9日には七ケ宿町で初の陽性患者が発生し、県内全35市町村での感染確認となった。

 大型連休の頃には減少傾向がはっきりし、6月中旬からは10人に満たない日が続いて小康状態となった。

 7月からは再び感染拡大が鮮明になった。仙台市は7月12日、6月下旬に検出された「L452R」変異株は、感染力が強いとされるインド由来の「デルタ株」だったと発表した。7月31日の感染確認は65人となっており、変異株の影響が引き続き懸念されている。

 宮城の人口10万当たりの新規陽性者数のピークは、ことし3月31日(新規陽性者数200人)で8・7人だった。65人の感染報告があった7月31日は、2・8人となっている。

 河北新報社では、厚生労働省のデータなどを利用し、県内の陽性確認数や10万人当たりの新規陽性者数、累計の患者数などをグラフ化してウェブ上で提供している。

感染数やワクチン接種状況をグラフ化している河北新報のウェブサイト
河北新報のメルマガ登録はこちら
新型コロナ関連

企画特集

先頭に戻る