大島理森衆院議長が政界引退表明 青森2区後継「推挙したい人いる」

記者会見で引退を表明した大島議長=12日午後6時ごろ、八戸市

 自民党の大島理森衆院議長(74)=青森2区、当選12回=は12日、今秋実施される次期衆院選に立候補せず、政界を引退すると表明した。議長在任歴代最長を更新中の大島氏は、年齢などを考慮して後進に道を譲るのが最善と判断した。

 八戸市内で開いた記者会見で、大島氏は「令和という新時代に入り、自身が政治家として燃え尽きる前に、次世代の新しい灯をつくりたい」と述べた。6月の通常国会閉会後に引退を考え始め、表明時期を探ったという。

 今後の焦点となる後継選びについては「政治経験はないが、推挙したい人がいる」と語り、後継指名する意向を示した。関係者によると、八戸市出身で元日銀職員の50代男性を擁立する方針が固まっており、党内手続きを経て、週明けにも正式決定する。

 大島氏は八戸市出身、慶大卒。新聞社勤務、青森県議を経て、1983年の衆院選で初当選した。文相や農相のほか、党国対委員長、幹事長、副総裁、衆院予算委員長などを歴任。2015年4月、衆院議長に選出され、20年12月に在任最長となった。議長就任後、所属する麻生派を離れた。

 東日本大震災では、党復興加速化本部長も務めた。与野党に幅広い人脈を持ち、「1票の格差」是正に向けた衆院選挙制度改革、上皇さまの天皇陛下退位を実現する特例法成立など、議長として与野党協議の調整に手腕を発揮した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る