【独自】女川「ゆぽっぽ」大改修へ 地震で被害、再開見通せず

地震で割れた窓ガラスが散乱したゆぽっぽ=2月14日

 2月と5月の地震で窓ガラスが割れて落下し、休業が続く宮城県女川町の町営温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」について、町が建物を大規模改修する方針を決めたことが19日、分かった。町議会9月定例会に関連議案を提出する。原因究明の作業や関係業者との費用負担協議のため、対応の長期化が避けられず、再開時期は見通せない。

 町によると、5月の地震後に東北大災害科学国際研究所の専門家や設計、施工の各業者と調査を実施。天井とガラスサッシ周辺の部材が地震の揺れで接触したことが一因とみられ、より詳しい解析を進めている。

 被害が出たガラスとサッシ部分は非構造部材で建築法上の問題はない。鉄骨改良やガラス部分をアクリル板といった他の部材に交換する工事を検討している。

 2度の地震で、2階の浴室と休憩所の上部にある窓ガラスが計7枚割れた。このうち町で震度5弱を観測した5月1日の地震で、利用客2人がガラスの破片で額や足に軽いけがをした。

 費用負担については設計業者と施工業者、町が協議している。町の担当者は「一日も早い営業再開のため対応を急ぎたい」と話す。

 ゆぽっぽは東日本大震災の津波で被災し、2015年3月にJR女川駅と併設する形で移転オープンした。町の玄関口で復興の象徴的施設とされている。鉄骨3階で、延べ床面積は約900平方メートル。

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