女川駅前の施設でガラス割れる 公共施設の被害相次ぐ

地震でJR女川駅併設の温泉施設の窓ガラスが割れ、駅前に破片が散乱した=1日午後0時50分ごろ、女川町
地震でJR女川駅併設の温泉施設の窓ガラスが割れ、駅前に破片が散乱した=1日午後0時50分ごろ、女川町

 震度5強の地震に見舞われた宮城県内は1日、学校や公共施設で窓ガラスなどが破損したり、商店街で水漏れが発生したりする被害があった。
 学校などでは窓ガラスや壁に被害があった。県教委によると、市町立の小学校25校と中学校19校、県立高校15校、県立特別支援学校5校、県図書館(泉区)、東北歴史博物館(多賀城市)で壁が破損するなどした。
 仙台市によると、燕沢小(宮城野区)の体育館の窓ガラスにひびが入るなど市内の小中学校5校で被害があった。いずれも授業に影響はない。

 公共施設も各地で被害が出た。県によると、県民の森(利府町)と石巻合同庁舎(石巻市)で一時漏水。県総合運動公園総合プール(利府町)の壁に亀裂が入り、夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区)では部材が一部落下するなどした。2月13日の地震で被災し利用休止中の東京エレクトロンホール宮城(青葉区)大ホールでは3階客席に木片が落ちた。医療機関1カ所、高齢者福祉施設4カ所の建物に軽微な被害があった。
 仙台市では高齢者施設や保育所などの15カ所で外壁破損などが見られた。同市陸上競技場(宮城野区)は観覧席上の屋根の一部が破損した。八木山(太白区)など市民センター6施設でも軽微な被害があった。
 気仙沼市によると、市総合体育館メインアリーナで天井板1枚が落下、本吉体育館の窓ガラスが2枚破損した。東日本大震災の災害公営住宅など市営住宅7カ所で安全装置が作動し一時、給水が停止したが復旧した。
 大崎市によると、2カ所の体育館で照明器具の破損やひび割れが見つかった。

 インフラ関連では、国道398号は女川町でのり面の亀裂が1カ所見つかった。太白区坪沼赤石山の市道では落石があり、消防署員が取り除いた。
 市中心部の商店街では特に被害は確認されなかった。青葉区の藤崎と仙台三越ではエレベーターの安全装置が作動して自動停止したが、買い物客らに被害はなかった。クリスロード商店街振興組合(青葉区)の山崎浩之理事長は「今回は影響なかったが、コロナ禍で大災害があったらと思うと厳しい」と話した。

 太白区長町の食料雑貨店ではワイン数本と瓶入りジャム数個が落下、破損したが、その他の被害はなかった。店は最大震度6強を観測した2月の地震で大きな被害を受け、対策を取った。女性店員(22)は「棚に落下防止器具を取り付けていたのが奏功した。やはり備えは大切」と話した。
 気仙沼市田中前のドラッグストアでは棚から洗剤などが十数本落下した。男性従業員(28)は「店内は騒然としたが、まずお客さんの安全確保に努めた。津波がなくて、取りあえずほっとした」と話した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

第68回春季東北地区高校野球
宮城大会 組み合わせ表

先頭に戻る