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【特集】頑張らないアウトドアvol.2 私のアウトドアスタイルENstyle編

ENstyleの店内
川村 峻介さん
店で取り扱う直径15.5cmの小鍋(3300円)。「携帯性に優れ登山に最適です」
食パン1枚用の日本製ホットサンドメーカー(4950円)。「ソロキャンパーに人気です」
仙台市内の河原で餅を焼く川村さん

 コロナ禍でますます人気が高まるアウトドアレジャー。「設営が大変」「一日中屋外にいるのは疲れる」と二の足を踏んでいる読者もいるのでは。気軽に楽しむこつを、キャンプ愛好家に人気のアウトドアショップで聞いた。

チェアリングでリラックス/ENstyle 代表 川村 峻介さん

 ライフラインが途絶えた東日本大震災直後、当時暮らしていたマンションの住人と共同生活し、アウトドアの道具やノウハウが防災に役立つと実感。日帰り登山を中心に楽しむうちに「自然の中で考えをシンプルにできる」とアウトドアに一層魅せられ、2015年にアウトドアとインドアを融合させた「ノードアスタイル」の雑貨店を開いた。

 これまで登山、キャンプと幅広く行ってきた川村さんは「アウトドアの目的は食事を味わう、写真を撮るなど人それぞれ。楽しみ方は自由です」と強調する。

 初心者でも気軽にできるアウトドアとして教えてくれたのは、折り畳みいす1脚を持参して屋外で過ごすチェアリングだ。「場所は山でもキャンプ場でも公園でもどこでもOKです。いすに座ってぼーっとしたり、本を読んだり好きなように過ごしてください」とにっこり。

 川村さんは隙間時間にも自然豊かな場所に足を運ぶ。出勤前にバーナーなどを持って近所の河原に寄り、朝食を取ることもある。「短時間の滞在ですが気分転換できます」。ただし場所によって火気使用の規制があるので、実践するときは事前に確認を。

ENstyle(エンスタイル)

 より多くの人にアウトドアに興味を持ってもらい防災につなげようというコンセプトで、インドアでもアウトドアでも使える雑貨を販売している。調理器具や食料品、小物など多彩。最近は書籍の仕入れにも力を入れている。

仙台市青葉区本町2-16-15 中村ビル2階
営/11:00~20:00
休/火・水曜、臨時休あり
TEL022-281-9237

ENstyle

(河北ウイークリーせんだい9月23日号掲載)

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