宮城知事選の日程 再協議へ 同日選、市町村選管は困難視

 岸田文雄首相が次期衆院選の日程を19日公示、31日投開票と表明した4日、宮城県選管は、11月20日の任期満了に伴う知事選の日程の再検討に入った。同日選を目指し、投開票を11月7日か14日のどちらかで実施すると決めたばかりの県選管にとって大誤算。実務を担う市町村の選管は「準備作業が間に合わない」と困惑し、前倒しの同日選は難しいとの見方が広がった。

 5選を狙う村井嘉浩知事(61)は8月2日の定例記者会見で「衆院選と知事選が重なれば投票率は上がる」と同日選を望む考えを表明。県選管は9月28日、「有権者の利便や新型コロナウイルス感染拡大防止」を理由に2案を示していた。

 県選管には衆院選の前倒しが報道された10月4日昼以降、市町村選管や政党から問い合わせが相次いだ。知事選を31日投開票に合わせた場合、告示が10日後の14日に迫る短さから、同日選の実現を困難視する声が多く寄せられたという。

 ある市町村選管は「県選管が10月中の投開票を見送ると発表し、投開票所に使う施設の予約は既にキャンセルした。再予約が難しい自治体は多いのでは」と指摘。別の自治体の担当者も「まだ日程が決まっていないことだけでも混乱していた。大型台風に備えていたら『超大型台風』に発達した感じだ」と嘆いた。

 村井知事は4日の定例記者会見で、衆院選の前倒しを「驚いた」と率直に明かした。あくまで同日選が望ましいとしつつも、「市町村選管が対応できるかどうか。注意深く見守りたい」と語った。

 県選管は早ければ5日にも委員会を開き、知事選の日程を再協議する。事務局は「近日中に確定させたい」と説明した。

 知事選は公選法の規定で任期満了前1カ月間の10月21日~11月19日に投開票が行われる。現職の村井氏と、元石巻市包括ケアセンター所長で医師の新人長純一氏(55)が立候補を表明している。

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