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光る浮遊物体、正体判明 RAFの作品でした

 9月30日付4面で紹介した石巻市開北4丁目の渋谷良一さん(60)が撮影した「石巻上空で光る浮遊物体」の正体が判明した。

 同26日まで石巻市と女川町で開かれたアートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2021-22」夏会期の関連イベントとして実施されたインスタレーション(空間作品)だった。記事を見た関係者からの連絡で分かった。

 作品は同18日、同市中央2丁目のいしのまき元気いちば裏手の北上川堤防を会場に、午後6時半から30分間展示。直径50センチほどの風船を数個組み合わせた形状で、50メートル上空に飛ばし、展示後は回収したという。

 関西を拠点に活動する美術家梅田哲也さんの作品。RAFのホームページよると、作品について「環境を活かしたサイトスペシフィックなパフォーマンス」とあるが、当日は台風の影響で中止に。代わりに、梅田さんがパフォーマンスのために用意していた材料の一部を使った作品を展示し、それを渋谷さんが撮影した-ということのようだ。

 渋谷さんに報告すると、「少し離れた場所から見ていたので、会場付近の様子は分からなかった。怪しい物体でなくて安心した」と話していた。(嶋)

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