花巻東が初優勝、聖光学院を下す 秋季東北高校野球

 第74回秋季東北地区高校野球大会は最終日の26日、石巻市民球場で決勝があり、花巻東(岩手第1)が聖光学院(福島第1)を4-1で下し、初優勝を果たした。

 花巻東は一回、田代、小沢の連続適時打で2点を先取。2-1の五回には佐々木麟の中越え2点二塁打でリードを広げた。聖光学院は相手の3投手による継投にかわされ、完投した小林を援護できなかった。

 花巻東は来春の選抜高校野球大会(甲子園球場)への出場が確実となった。11月20日開幕の明治神宮大会に、東北地区代表として出場する。

▽決勝
花巻東(岩手第1)
200020000-4
010000000-1
聖光学院(福島第1)

初回先制し主導権

 花巻東が快勝した。初回に田代と小沢の適時打で2点を先取。二回に1点を返されたが、五回2死一、二塁から佐々木麟の中越え二塁打で2点を挙げて突き放した。

 聖光学院は三回無死一、三塁の好機を生かせず、五回以降は無安打に終わった。

花巻東―聖光学院 5回表花巻東2死一、二塁、佐々木麟が中越え2点二塁打を放ち、4-1とする

佐々木麟、際立つ存在感

 冷たい雨が降りしきる決勝の舞台で、花巻東が新たな歴史を刻んだ。4年前の頂上決戦で敗れた聖光学院を下し、秋季東北地区大会初優勝を果たした佐々木監督は「とにかくうれしいです」と頬を緩ませる。

 勝利への流れを決定づけたのは、監督の長男で3番の佐々木麟。五回2死一、二塁、初球の外角低めのスライダーを一振りで捉えた。打球は快音を残してぐんぐん伸び、左中間のフェンス際に落下。2点二塁打となり、塁上で喜びを爆発させた。

 183センチ、117キロの1年生。グラウンド上の存在感が際立つ。初戦の東日本国際大昌平(福島)戦で特大の中越え本塁打を放ったが準々決勝、準決勝は打点を挙げられず「中軸なのにチームに助けてもらっていた。この試合に全てをささげようと思っていたので、貢献できて良かった」と話す。

 父の念願だった神宮大会出場を決め「憧れの先輩たちがたどり着けなかった舞台。先輩たちが見たことのない景色を見られる」と胸を躍らせる。

 全国レベルの強豪チーム、好投手との対戦は約1カ月後に迫る。初優勝に大きく貢献した左打者は「ベストな状態で対応できるよう準備していく。勝利に貢献できるチャンスに強いバッターになりたい」と活躍を誓った。
(北村早智里)

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