商店街へ、住宅街へ 衆院選・宮城知事選 仙台で最後の訴え

選挙戦も最終日。繁華街で候補者の演説に聞き入る有権者=30日午前11時ごろ、仙台市青葉区

 31日投開票の衆院選と宮城県知事選の最終日となった30日午前、宮城1、2区と知事選の各陣営は仙台市内で最後の訴えに走りだした。買い物客が行き交う中心商店街で演説したり、郊外の住宅街を選挙カーで巡ったりして支持拡大に努めた。衆院選は衆院解散から約2週間、知事選は選挙日程の決定から約3週間の「超短期決戦」が間もなく終幕を迎える。

1区

 立憲民主党前議員の岡本章子氏(57)は午前8時、JR南仙台駅前で石垣のり子参院議員と街頭演説した。消費税減税による地域経済活性化などを訴え、「与野党逆転が可能な選挙区だ。コロナで広がった格差を是正するためにも政治の流れを変える」と強調した。

 日本維新の会新人の春藤沙弥香氏(40)は午前11時、買い物客らでにぎわう太白区の大型商業施設前でマイクを握り、「消費税を5%に減税して経済を回す。改革ができるのは維新だ」と声を張り上げた。主に市中心部を選挙カーで回り、懸命に追い込みをかける。

 自民党前議員の土井亨氏(63)は朝、長町駅前を出発し、太白区の住宅街を選挙カーで巡った。午前11時に同区の中田市民センターで個人演説会を開き、支持者約45人を前に「大都市や大企業中心でなく、地域を元気にするための経済対策を進める」と述べた。

 無所属新人の大草芳江氏(39)は午前11時ごろ、青葉区一番町で演説を開始。信号待ちの買い物客らに「日本は次世代の創造力を育成する仕組みが諸外国と比べて圧倒的に脆弱(ぜいじゃく)。この地で人を育て、研究をし、産業を生む循環こそが国力をつくる」と繰り返した。

【宮城1区立候補者】
岡本 章子 57歳 立前①
春藤沙弥香 40歳 維新 
土井  亨 63歳 自前④(公推)
大草 芳江 39歳 無新 

2区

 立憲民主党元議員の鎌田さゆり氏(56)は仙台市泉区根白石から最後の遊説をスタート。地盤とする泉区西部の住宅街を中心に回った。午前10時には紫山の街頭でマイクを握り、「命と暮らし、健康と雇用を真ん中に置いた政治に変えよう」と呼び掛けた。

 自民党前議員の秋葉賢也氏(59)は午前、宮城野、若林両区のスーパー周辺など人が集まる場所を中心に選挙カーを走らせた。11時すぎには泉区であった公明党の演説会に参加。井上義久副代表の激励を受け、「苦しい戦いだ。支えてほしい」と頭を下げた。

 NHK党新人の林幸子氏(47)も立候補している。

【宮城2区立候補者】
鎌田さゆり 56歳 立元②
秋葉 賢也 59歳 自前⑥(公推)
林  幸子 47歳 N新

知事選

 宮城県知事選に立候補している元石巻市包括ケアセンター長で医師の無所属新人長純一氏(55)、5選を目指す無所属現職の村井嘉浩氏(61)は、大票田の仙台市で支持を求めた。

 長氏は朝から市内を遊説。仙台医療圏4病院再編の対象となる仙台赤十字病院が立地する太白区八木山地区では「県の医療計画にない病院移転を選挙で決めようとする暴挙は認められない。私は地域に密着した医療を守ることを約束する」と力を込めた。

 村井氏は青葉区のアエル前で街頭演説を開始。東北大や市町村と連携した新型コロナウイルス対策の実績を強調し、「必ず次の波に備えていく」と訴えた。民間活力による改革の意義も主張し、「批判があっても前に進めねばならない」と声を張り上げた。

◇宮城県知事選立候補者
長  純一 55歳 医師  無新
村井 嘉浩 61歳 知事  無現

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