仙台市選管、またも開票トラブル 票数合わず最大7時間遅れ

集計トラブルが発生し、対応を話し合う青葉区選管職員ら=1日午前4時50分ごろ、仙台市青葉区の仙台国際センター

 10月31日に投開票された衆院選と宮城県知事選で、仙台市選管の開票作業はトラブルが続出した。小選挙区の開票終了は最大7時間遅れ、1日午前8時半にずれ込んだ。開票開始・選管最終発表予定の時刻と各区開票所の実績は表の通りで、最高裁裁判官の国民審査を含め、全作業を終えたのは午前11時すぎだった。前回2017年の同日選でも開票終了が10時間遅れた市選管。大型選挙のたびに相次ぐミスや不手際は今回も繰り返された。

 ●青葉区 
 宮城1区と国民審査の終了が午前8時半となった。午前3時ごろ、投票総数が投票者数より17票多いことが判明。投票所の残票を再集計したところ、投票者数を数え間違えていた。午前5時すぎに開票結果を県選管に報告。市によると、国民審査と合わせて確認すると言われ、開票終了までさらに3時間半を要した。

 ●太白区 
 午後8時の投票終了間際、長町小の投票所に大勢の有権者が来場。時間内に入れば投票は可能なため午後8時半ごろまで待ち、開票開始が20分遅くなった。

 午前0時ごろ、宮城3区に含まれる秋保地区の投票総数が1票多いと判明。投票用紙や残票を再計算したが原因を特定できず、午前5時ごろ、1票多いまま投票総数を確定した。

 国民審査では午前4時半すぎ、投票総数が31票多いことが分かった。票を自動分類機にかけた際、二重に集計したとみられる。再集計のため、分類機メーカーの担当者を呼び戻すなどして時間がかかり、作業終了は午前11時すぎとなった。

 ●宮城野区 
 投票の締め切り間際になっても複数の投票所で有権者の列が途切れず、開票所に投票箱を届けるのが遅くなった。全投票箱がそろうまで開票作業を待ったため、開票開始が35分遅れた。

 ●泉区 
 宮城2区の投票総数と投票者数に13票の開きがあり、調べたところ、投票総数に含めない不受理などが9票、不明票が4票だった。県選管への報告で「持ち帰り」とすべき不明票を「その他」と入力し、エラーが発生。解消するまでやりとりに時間がかかり、開票終了が約2時間ずれ込んだ。

市選管「大幅に遅れる事態となり、申し訳ない」

 市選管と5区選管の担当者は1日、市役所で記者会見し、トラブルの詳細を説明した。市選管の斎藤重信事務局長は「予定より大幅に遅れる事態となり、申し訳ない。開票事務の改善に取り組む」と陳謝した。

河北新報のメルマガ登録はこちら
先頭に戻る