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みやぎだからうまいラーメン 特集/みやぎをアツくするラーメン

 自然に恵まれた宮城は食の宝庫だ。地元だからこそ味わえる新鮮な食材をぜいたくに使ったラーメンも豊富にある。旬の味覚をおなかいっぱい楽しもう。

せり中華そば 1050円<中華そば 麺屋 幸>

せり中華そば

 醬油味の「中華そば」に、人肌程度に温めたセリの葉と根をたっぷりのせた冬限定メニュー。もはやラーメンというより鍋のような豪快なビジュアルだ。ふわりと広がるセリの清涼感と、シャキシャキとした歯切れの良さが魅力。天かすを加えるか聞かれるので、味の深みが増すようぜひ追加を。麺はつるりとした中華麺と、もちもちの小麦麺の2種から選べる。販売は4月ごろまで。

<せり>
 同店は地元特産の「仙台せり」を使っており、名取市下余田の農家から朝の採れたてを直接仕入れている。「根っこもおいしく、香りが格別」なのだとか。

名取市閖上中央1-6 かわまちてらす閖上内
TEL022-385-8820
営/11:00〜17:00
  ※スープがなくなり次第終了
休/火曜、2022年1月1日(祝)〜3日(月)

ほや塩ラーメン 850円<ほやほや屋>

ほや塩ラーメン

 ホヤ丸々1個をトッピングした、ぜいたくな一杯。ホヤのうま味たっぷりのだしを加えたスープはシンプルな塩味だ。ホヤは刺し身用で、食べ進める間にスープの熱で少しずつ火が通り甘味が増す。12月からは県産セリとホヤ、モヤシを炒め、塩味のスープと組み合わせた冬限定「ほや芹ラーメン」(950円)が登場する。いずれもホヤ増量はプラス200円。

<ホヤ>
 トッピングのホヤは、7月前後の最も身を太らせる旬の時季に水揚げし新鮮なうちに急速冷凍したオリジナルブランド「七夕ぼや」。身が厚く味が濃厚で、ぷりぷりの食感が楽しめる。

塩釜市北浜1-1-7
TEL022-355-6106
営/11:30~LO14:30 ※夜は完全予約制
休/月・火曜(祝日は営業)

  2022年1月1日(祝)〜4日(火)

みそチャーシュー 1030円<自家製極太麺 みそ家>

みそチャーシュー

 長年料理人としてさまざまな肉に触れてきたオーナーが「漢方三元豚」のおいしさに感動。その魅力を一杯に詰め込んだ。スープのだしから、真空調理で軟らかく仕上げたチャーシュー、味噌だれで炒めたひき肉といったトッピングに至るまで、ぜいたくに使用する。豚骨や肉、皮をじっくりと煮込むことでうま味を凝縮させたスープは濃厚で、歯応えのある自家製太麺と相性がいい。

<漢方三元豚>
 関村牧場(栗原市)の「漢方三元豚」は十数種のハーブ入り飼料を食べて育つ。上質な脂で優しい甘味があり、きめ細かい肉質が特長だ。「豚特有の臭みがなく、香りがいい」と同店のオーナー。

仙台市青葉区本町3-2-12
TEL022-302-5760
営/11:00〜14:00(LO13:30)※スープがなくなり次第終了
休/日曜、臨時休あり、年末年始休は要問い合わせ

仙台白菜タンメン770円<笹屋>

仙台白菜タンメン

 県産を中心に約20種の野菜と登米産の柔らかい豚肩ロース肉を使う、店一番の人気メニュー。約350gの野菜が取れ、体に優しい一品だ。タンメンは通年提供しているが、冬季は仙台白菜を中心に紫色の紅芯大根などを添え、彩りを豊かにする。鶏がらやげんこつ、かつお節などから取るだしに野菜の甘みが溶け込むまろやかな味わいで、こしのある細麺がよく合う。3月末まで提供予定。

<仙台白菜>
 仙台白菜は柔らかく甘味が強いのが特長。同店の仕入れ先は時季ごとに変わるが、取材日は農家レストラン「もろやファームキッチン」(若林区荒井)の自家製仙台白菜を使った。

仙台市青葉区一番町2-3-28 壱弐参横丁内
TEL022-267-3039
営/平日11:00〜15:00(LO14:45)、17:00〜20:00(LO19:30)

  日曜、祝日11:00〜16:00
休/土曜、第4日曜、臨時休あり
  12月29日(水)〜2022年1月1日(祝)

(河北ウイークリーせんだい 2021年12月9日号掲載)

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