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石巻圏・新百景>日和山の新鳥居(石巻市日和が丘)

再建された鹿島御児神社の鳥居。表面の木目模様や雄勝スレートを貼った台座が目を引く
鳥居は麓からも見え、日和山のシンボルとなっている

<新たな姿、参拝客迎える>

 参拝や散歩に多くの人が足を運び、石巻市の南浜・門脇地区や中瀬地区を見渡せる日和山。山頂にある鹿島御児神社の鳥居が、解体を経て新たに建てられた。

 旧鳥居の建設は1935年。年月とともに老朽化し、5月の地震などで一部が破損。倒壊の恐れもあることから解体、撤去された。再建工事は8月に始まり、今月12日に完成を祝う神事が行われた。

 新しい鳥居は以前の位置から約1メートル神社側に移した。高さは旧鳥居とほぼ同じ約7メートル。秋田杉の板で付けた木目が表面を覆う。台座には雄勝スレートによる装飾を施し、基礎を強化して耐久性を高めた。総工費は約1800万円で、神社がクラウドファンディングや寄付で募った約1200万円を充てた。

 旧鳥居は東日本大震災の揺れにも耐え、長らく地域住民に親しまれていた。新たな鳥居も日和山のシンボルとなり、間もなく訪れる新年の参拝客を迎える。

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