デスク日誌(1/7):誤字脱字

 職業柄なのだろう。やっぱり気になる誤字脱字。目にする媒体で増えている気がしている。

 正しい文法や表記というレベルの話ではなく、助詞がなかったり、余計な字が紛れ込んだりといったケアレスミスの類いのこと。

 それなりに信頼を置き、定期的に見る出版・メディア系サイトでも目立つ。記述誤りの訂正を表示する「まじめな」サイトでも結構な頻度で出てくる。先日読んだ新刊の新書本で見つけたときは少々驚いた。

 読者の指摘があればすぐ直せる、ささいな誤り。ネットの場合、放置されているのは指摘がないのだろうか。とすると閲覧者はあまり気にしない? 誰でもネットで情報発信できる時代だから、細かいことに目くじらを立てない?
 大量の情報を瞬時に消費する情報化社会である。とはいえ他メディアで誤字脱字を目にすることを、デスクがミスを見逃す言い訳にはできない。

 情報と記述への信頼ゆえ、新聞記事はときに社会や個人に大きな影響を与える。信頼の背骨は正確性への努力。チェックを終えても「念のためもう一回」と紙面に目を凝らす。(生活文化部次長 八代洋伸)

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