「日本人はこのドラマを通じて歴史の深奥を学び、さまざまな歴史上の偉人、怪人、烈士、烈女の生きざまを知る」。歴史作家の星亮一さん(仙台市出身)が書いている。ここでいう「ドラマ」とはNHK大河ドラマのこと▼共著『大河ドラマと日本人』の「はじめに」にある。幕末の大老・井伊直弼が主人公だった第1作『花の生涯』を「食い入るように見入った」。作品ごとに評する章。『独眼竜政宗』で政宗が秀吉と対面するシーンを挙げ「政宗役の渡辺謙の首にムチを当てる勝新(勝新太郎)の凄味(すごみ)」と評する。かなりのファンだ▼会津藩の視点に立ち、戊辰戦争を書き続けた。印象深いというのが『八重の桜』。「壮絶な苦難に立ち向かう八重の姿とその人生観の底流にはまさに清廉な会津魂が生涯流れていた」。震災と原発事故の直後で「苦悩している福島県民の心を鼓舞した」ともつづる▼もちろん「テーマが矮小」と感じた駄作もあったようだ。「激動の時代に市井の人々はどう立ち向かったのか、を描くべきだ」と論じている▼年明けに訃報が流れた。86歳だった。「会津の歴史を掘り起こし後世に伝える」。熱意は多くの小説を生んだ。この数年は徳川慶喜や渋沢栄一に関する著作もあった。最近の大河をどう眺めていただろうか。(2022・1・8)
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