(170)爛々とあかつき粥の窓に星/瀬川 虎年子(1902年~?)
角田市では、14日のどんと祭、家から縄で道を叩きながら、「ヤアー、ホイホイホイ」。子どもたちは「カセドリまいたコンコン」と集落の家を回り、お菓子や小豆、お餅をもらって、それを15日のあかつき粥(かゆ…
関連リンク
- ・(169)枯柏百年農家鎮守して/百合山 羽公(1904~1991年)
- ・(168)みづうみのくろがね色の淑気かな/山本 洋子(1934年~)
- ・(167)山門の内にいつとき焚火かな/蓬田 紀枝子(1930年~)
- ・(166)繭玉や人のこゝろのうつくしく/久保田 万太郎(1889~1963年)
- ・(165)今日生きる顔を洗ひて寒の水/杉山 加織(1978年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。