閉じる

(168)みづうみのくろがね色の淑気かな/山本 洋子(1934年~)

 年が明けると、人の世だけではなく、山や海、天空の隅々にまで、新しい年を寿(ことほ)ぐ気配に満ちています。古来よりこの気を淑気(しゅくき)といい、俳句の中でも、さまざまなものに対して詠まれてきました。旧暦では春の初めですが、新暦では冬の真っただ中です。この句では湖にある淑気を詠んでいますが、それは重…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ