河北抄(1/20):仙台市中心部にオープンしたばかりの古本店…

 仙台市中心部にオープンしたばかりの古本店を訪ねた。目当ては本だけではない。中古レコードも魅力の一つ。

 貴重なシングル盤を見つけた。よれよれのコートを着て右手に葉巻を持つおじさん。故ピーター・フォークさん演じる『刑事コロンボ』。ヘンリー・マンシーニ楽団によるテーマ曲だ。もう1枚。ラロ・シフリンさんの名曲『スパイ大作戦』。「おはよう、フェルプス君」で始まる指令の声を担当した故大平透さんのナレーション入り。こたえられない。

 価格は共に500円。『コロンボ』は当時の定価と同じで『スパイ大作戦』は100円増し。ポータブルプレーヤーで聞く。「プツプツ」という針のノイズが予告編。聞けとばかりに曲が始まる。

 レコードがブームという。近年は新譜をLPで発表するアーティストも多い。日本レコード協会によると、2020年の生産は109万5000枚。10年前と比べ99万枚も増えた。アナログが脚光を浴びるのは昭和世代にとってうれしいこと。カセットテープも注目されているそうだ。ラジカセブームの再燃も待とう。

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