参院選秋田 意中の女性が辞退 立民県連の人選難航

 今夏の参院選秋田選挙区(改選数1)で、立憲民主党秋田県連の候補者擁立が難航している。県連が意中の人物として立候補を打診した女性は19日になって辞退し、作業は振り出しに戻った。同選挙区では自民党の現職と無所属の元衆院議員が立候補を予定。知名度のある2人を相手に勝てる候補を立てられるか、立民の地力が試される。

立民秋田県連の常任幹事会=秋田市

 「スケジュールが後ろ倒しになったのは事実。他の候補と比べて勝てるような雰囲気を醸成していかなければならない」

 22日に秋田市であった常任幹事会後の記者会見。当初は2月をめどに候補者を確定させる予定だっただけに、緑川貴士代表(衆院秋田2区)は厳しい表情を浮かべた。

 同選挙区に立候補を予定する自民現職の石井浩郎氏(57)は元プロ野球選手で2期目。元衆院議員の村岡敏英氏(61)は故村岡兼造元官房長官の次男で、昨年4月の知事選にも立候補した。

 対する立民県連は「女性候補」という選択肢を示す戦略で人選に着手した。白羽の矢を立てたのが県教職員組合委員長の桜田憂子氏(58)だった。

 桜田氏は2017年に女性初の委員長に就任。県平和運動推進労組会議の議長も務め、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画では反対署名活動の中心を担った。

 県連は今月7日、桜田氏に立候補を打診。しかし県教組内には「厳しい選挙になる」などと慎重な意見が多く、桜田氏は「委員長としての職務を果たしたい」と19日に辞退を伝えた。

成功体験の再現狙うも仕切り直し

 前回19年の参院選で、野党は統一候補として寺田静氏(46)を擁立した。イージス反対の風にも乗り、女性や無党派層を中心に幅広い支持を集めた寺田氏が自民現職に勝利した。

 県連はこの成功体験の再現を狙ったが仕切り直しとなった。22日の常任幹事会では新たに男女3人の名前が挙がったという。今回の経緯も踏まえ、緑川代表は「より丁寧に慎重に相談を重ねながらも、スピード感を持って進めたい」と語った。

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