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<東北の本棚>癒えぬ悲しみ 共感呼ぶ

月夜の森の梟 小池真理子 著

 恋愛や性愛を通し、人間の生死を描く小説家が最愛の人を失った悲しみをつづったエッセー52編を収める。孤独な心情を包み隠すことなく、ありのままに刻んだ言葉が胸に突き刺さる。

 夫の藤田宜永さんと著者はそれぞれ直木賞を受賞した夫婦として知られた。40年近く前に出会い、恋に落ちる

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

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