アイリス、福島への移住者に家電提供 震災の風化防止へ

避難地域の12市町村対象

アイリスオーヤマ本社

 アイリスオーヤマは10日、東日本大震災の風化防止と被災地の活性化に向けて、「3・11プロジェクト」を11日にスタートすると発表した。手始めに東京電力福島第1原発事故で避難地域となった福島県内12市町村への移住者に対して、生活家電を提供する支援策を打ち出した。

 福島県は1月末まで、12市町村に移住する単身者に最大120万円、家族帯同世帯に最大200万円の移住支援金の申請を受け付けた。同社は支援金の交付決定を受けた移住者に炊飯器やテレビ、掃除機などの生活家電を提供する。詳細は今後公表する。

 同社は震災以降、精米事業に参入するなどして復興支援に注力。新プロジェクトのテーマには「人」「農業」「産業基盤」を設定。南相馬市で今年操業を開始するグループ工場で地域住民を積極的に採用するほか、貧困や虐待に苦しむ子どもの支援団体に生活家電を提供する方針も示した。

 新プロジェクトのコンセプトは「震災の記憶を風化させない 20年目へのスタート」。大山晃弘社長は「東北を取り巻く環境は今でも日々変化している。復興に区切りや終わりはない。東北の毎日に、明日に、未来に、寄り添う企業であり続ける」とコメントした。

[対象の12市町村]田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村

3.11プロジェクト特設ページ

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