宮城県大河原町のふるさと納税の2021年度寄付額(昨年4~12月分)が、20年度1年間の約26倍となる約22億1600万円に上ったことが分かった。けん引したのは21年度から返礼品に加わったアイリスオーヤマの家電製品。同じくアイリスの家電効果で寄付額が県内トップの角田市(約27億3000万円)に次ぐ2位に躍り出た。
大河原町のふるさと納税額は長年、宮城県内35市町村の中で下位が定位置。20年度は約8570万円で22位、19年度は約370万円で34位だった。増額を目指し、斎清志町長ら町関係者が着目したのが隣の角田市だった。
角田市はアイリスの県内の本部拠点がある縁で15年度、家電の取り扱いを始めた。寄付額は20年度、過去最高の約27億700万円で県内トップ。2位の柴田町(約17億円)を圧倒した。
一方、大河原町はアイリスが県内で初めて進出した地でもある。1972年に工場を整備し、現在も稼働している。同町もアイリスとの縁で恩恵を得ようと角田市と交渉を進め、昨年4月に家電の取り扱いで同意した。
新型コロナウイルス下の巣ごもり需要に加え、家電を取り上げるテレビ番組などの影響で、昨年12月分の寄付の申し込みは約13億2500万円に上った。
斎町長は「当初は1年間で10億円に到達すればいいと思っていたが、アイリス効果は予想を超えた」と喜ぶ。
町によると、寄付の申し込みは首都圏だけではなく、関西や九州と全国に広がっている。人気の返礼品は電気圧力鍋や布団乾燥機、サーキュレーターだった。
角田市は寄付減少を懸念したが、21年度の寄付額は昨年12月の段階で前年度を上回った。それでも担当者は「本年度末の見込みは約30億円。当初は35億円を見込んでいたので、少しは影響があった」と苦笑する。
斎町長は「アイリスと角田市の協力に感謝している。新たなスポーツや文化のまちづくりにつなげる一助として、全国からの寄付を大切に使わせていただきたい」と話した。
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