4~6月に観光キャンペーン 宮城、山形、福島3県とJR東日本

空気神社=20年7月、山形県朝日町

 宮城、山形、福島の南東北3県とJR東日本仙台支社は、春の観光キャンペーンを4月1日~6月30日に3県で開催すると発表した。東北6県で昨年開催した東北デスティネーションキャンペーン(DC)は新型コロナウイルスの影響で十分に誘客できなかったことから、あらためて魅力を発信し流動拡大を図る。

 キャッチフレーズは「巡るたび、出会う旅。東北 宮城・山形・福島」で東北DCを踏襲。DC時に十分伝えられなかった東日本大震災後の支援への感謝の思いもあらためて伝える。

 DCに続き「花」「自然・絶景」「歴史・文化」「酒・食」「温泉」「復興」の6テーマを切り口に3県の魅力を紹介。「伊豆沼・内沼バス・バスターズ」(宮城)「空気神社フォトジェニックライトアップ」(山形)といった特別企画を用意し、3県を周遊する団体臨時列車など観光列車を運行する。

 観光スポット約100カ所のスタンプを集めて賞品が当たるデジタル周遊スタンプラリー、仙台駅と上野駅で南東北の地産品を販売する産直市なども行う。

 JR東日本仙台支社は「東北DCで伝えきれなかった魅力をPRしたい」と説明する。

「TOHOKU MaaS」4月以降も継続

 JR東日本は、交通手段、観光施設などの検索や予約、決済をスマートフォン上で利用できるウェブサービス「TOHOKU MaaS(マース)」を4月以降も継続し、通年で実施する。数値目標として会員登録3万人、交通・観光チケット販売各3万枚を掲げ、観光促進に向けたサービスの充実を図る。

 MaaSは昨年4~9月に実施した東北6県の大型観光プロモーション「東北ディスティネーションキャンペーン(DC)」で導入され、同11月~今年3月末の予定で再開していた。

 6県8エリアへの旅行のプランニングや交通機関の予約・決済、観光施設入場券といった機能が使える。東日本エリア全体で展開中の飲食店などで利用可能な「エキトマチケット」(1枚500円)も使える。

 JR東は当初、DC期間中の会員3万人、チケット販売計6万枚を目指したが、新型コロナウイルス禍の影響で約1800人、計940枚にとどまった。

 JR東は今後、IC乗車券「Suica(スイカ)」やインターネット予約「えきねっと」といった既存サービスとの連携による利便性向上も視野に入れる。担当者は「将来的には観光目的だけでなく、地域の人々が生活する中で利用できるコンテンツを目指していきたい」と話す。

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