27日の大相撲春場所千秋楽で、福島市出身の関脇若隆景(27)=荒汐部屋、本名大波渥(あつし)=が初優勝を果たした。福島県出身力士では、1953年夏場所優勝の時津山(元関脇、いわき市出身)、72年の初場所で優勝した栃東(元関脇、相馬市出身)に続く3人目となる快挙。地元福島市では関係者らが歓喜に沸いた。
福島市のJR福島駅西口の駅前広場にある大型ビジョンの前に、後援会関係者を含め約150人が集まり、取組を見守った。
優勝決定戦で、激しい攻防の末、若隆景が土俵際で高安をかわした瞬間、大きな歓声が上がった。拍手が起き、「万歳」が繰り返された。声援を送った福島市の木幡浩市長は「(16日の)地震で福島は被害を受けた。新型コロナウイルス禍でもダメージを受ける中、われわれが再起する勇気と気力を与えてくれた」と興奮ぎみに話した。
若隆景の父で元幕下力士の大波政志さん(54)は「勝ってくれ」との一心で大型ビジョンを見詰めた。周囲の期待に応える結果となり、「こんなに早く初優勝を迎えるとは思っていなかった。感無量」と喜びをかみしめた。
若隆景は身長181センチ、体重130キロで、力士の中では小兵とされる。それでも今場所は下から突き上げるような攻め口で大柄な対戦相手を土俵外に押しやる場面が多く見られた。政志さんは「今場所は馬力の面で一段と磨きがかかった。悪い所を修正し、自分の相撲を取れるようになったようだ」と評価した。
若隆景には、幕下の若隆元(30)、前頭の若元春(28)と2人の兄がいて、地元では「大波3兄弟」と呼ばれ、市民から期待されている。
「大波三兄弟福島後援会」の渡辺博美会長(福島商工会議所会頭)は「福島には地震で心が折れそうな人もいるが、この優勝で元気づけられたと思う。来場所は大関を狙う立場になると思う。応援ツアーを計画したい」と早くも今後への期待を口にした。
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