「会津藩校日新館」の経営権移転 東京の業者引き継ぐ

経営移転で新しい運営体制となった会津藩校日新館

 1982年に江戸時代の施設を復元、開館した研修観光施設の会津藩校日新館(福島県会津若松市)の経営権が19日、葬祭業神保(同)から、コンサルティング事業などを営むオフィス佐藤(東京)に移転した。

 オフィス佐藤の佐藤義則社長は会津若松市生まれで東京で警備会社を経営。3月1日、個人として日新館の12万4000平方メートルの敷地と6500平方メートルの建物を取得。さらにオフィス佐藤が、施設の運営管理会社会津武士道の全株式を神保側から得て運営を引き継いだ。

 日新館の正職員6人、パート従業員4人の雇用は維持される。

研修教育と観光の2本柱

 同市内で記者会見した佐藤氏は「古里の会津の発展のため努力したい」と述べた。警備会社の佐藤純(あつし)社長は「研修教育と観光を2本柱とし、来館者を増やしていきたい」と運営の方向性を示した。5月に予定されている会津武士道の株主総会で、オフィス佐藤は神保からの人材を含めた新役員体制を整える。

 神保は2006年、当時の運営会社から日新館の経営譲渡を受けた。しかし、業績は振るわず、20年に市に無償譲渡を申し出たが、財政負担を理由に市は寄贈を受けなかった経緯がある。室井照平市長は「周遊性のある観光の企画などで応援していく」と述べた。

 会津藩校日新館は同市河東地区にあり、宿泊棟、弓道場、柔道場、藩校を紹介する展示施設などがある。

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