仙台・いちば歳時記 カーネーション/多彩な色や形 広い用途

ピンクの花びらが鮮やかな鉢植えのカーネーション=仙台市宮城野区の市中央卸売市場花き市場

 109万市民の台所を預かる仙台市中央卸売市場には連日、新鮮な水産物や野菜、彩り豊かな花が入荷する。目利きのプロたちが推す四季折々の逸品に触れ、旬の魅力を味わいたい。

 赤や黄、ピンク…。花びらが幾重にもなった八重咲きに目を奪われる。新年度の忙しさで張り詰めた心がほっと和らぐ。

 カーネーションは仙台市中央卸売市場で、バラや菊といった主要な花き品目の一つ。5月8日の母の日を前に、名取市など宮城県内からの入荷も増えてきた。

 花卸業「仙花」(宮城野区)営業部長の今野貴彦さん(47)は「カーネーションは品種が豊富。一つの産地からいろいろな花が届く」と語る。

コロンビア産の青紫色のカーネーション。サントリーなどが開発した

 濃いピンク色の「セルバンテス」、白い花びらが紫に縁取られた「ダマスカス」など、宮城県柴田町や同県川崎町で生産された鉢物約50品種を取り扱う。一風変わったコロンビア産の青紫色の花もお目見えした。

 形や色の違いが楽しく、2週間程度と花持ちも良い。切り花としても売られ、ギフトや冠婚葬祭など用途が広いのも特徴だ。

 「近年、母の日に墓参りをする人も多い」と今野さん。今年の墓参りはカーネーションを携え、亡き祖父母に手向けようか。
(山老美桜)

[カーネーション]ナデシコ科の多年草。生産地が北上する「産地リレー」や輸入で通年出荷される。仙台市中央卸売市場の2021年取扱量は1025万本。名取市は東北一の生産量を誇る。コロナ禍で業務用の需要が減る一方、家庭向けの販売が堅調という。

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 109万市民の台所を預かる仙台市中央卸売市場には連日、新鮮な水産物や野菜、彩り豊かな花が入荷する。目利きのプロたちが推す四季折々の逸品に触れ、旬の魅力を味わいたい。

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