(265)いくたびも揺るる大地に田植かな/長谷川 櫂(1954年~)
日本は地震列島である。古来たびたび大地震が発生し、家は壊れ、津波が襲い、田畑は地割れを起こしてきた。それでも日本人は稲を植え、助け合いながら生きている。そんな田植えの姿に勇気づけられる。松尾芭蕉は奥…
関連リンク
- ・(264)燕来る隣の駅が見える駅/塩見 恵介(1971年~)
- ・(263)山蛙(やまかはづ)けけらけけらと夜が移る/臼田 亞浪(1879~1951年)
- ・(262)憲法記念日あをぞらに一穢(いちえ)なし/大畑 善昭(1937年~)
- ・(261)代掻きて山々坐り直しけり/太田 土男(1937年~)
- ・(260)馬方の腕の筋肉風光る/外山 歩佳(2002年~)