ワーケーション＠いしのまき＞もものうらビレッジ（石巻市桃浦）

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＜海と里山の暮らし体感＞

　牡鹿半島、波静かな桃浦港を望む林の中、緩やかな斜面に地元産の杉材を使った宿泊、研修施設がある。

　宿泊だけではなく、人が本来持つ力や、祖先から受け継いできた暮らしの知恵を学び実践する「カキ養殖」「手ぶらで釣り船」「浜の食材調理」「まき割り」といった体験プログラムとの組み合わせができる。家族や友人同士、学校や企業の研修の場としても魅力的だ。

　施設は、共同利用できるキッチン、トイレ、お風呂を備えたメインハウス（管理棟）が中心にある。２部屋に仕切ることができ、最大で９人の宿泊が可能。

　最大４人宿泊のタイニーハウス２棟、間伐材で作ったウッドチップを敷き詰めたテントサイトは、２人用と４人用で４張り分。

　宿泊料金はメインハウスで１人４５００円から各種。１０００円で会員になると宿泊割引、体験プログラムを利用できる。

　施設運営はリボーンアート・フェスティバル実行委員会。東日本大震災からの復興過程で、住民とのさまざまな企画、模索の中から生まれた。

　海と共生する里山と、そこで生きている人たちの暮らしと知恵を肌感覚で知る施設を目指す。（佐藤紀生）