5年分の「ありがとう」 南三陸・さんさん商店街、ハマーレ歌津が記念動画

 東日本大震災で被災した店舗が集まる宮城県南三陸町の「南三陸さんさん商店街」「南三陸ハマーレ歌津」の開設5周年を記念し、両商店街の運営会社「南三陸まちづくり未来」がこれまでの歩みや支援への感謝を伝える動画を作った。動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開している。

さんさん商店街の店主が勢ぞろいした動画の一場面

 動画はそれぞれ4分前後。鮮魚店や飲食店、雑貨店など28店が並ぶさんさん商店街の動画では「変わったものと変わらないもの」をテーマに、店主らが5年間に感じたことや今後への意気込みを語った。

 「創菜旬魚はしもと」店主の及川満さん(47)は、スタッフとアイデアを出し合いながら新メニューを作っていることを紹介。「何度来ても楽しめるお料理を。地の物と旬の物にこだわるのは変わらない」とコメントした。

動画ではハマーレ歌津の店主らが感謝を伝えた

 住民の生活を支える呉服店など7店が入るハマーレ歌津の動画は、名称の由来になった「仲間になろう」という意味の方言「はまれ」にちなみ、支援を受けた仲間に感謝を伝える。津波で漂流したポストが沖縄県から帰還したエピソードも盛り込んだ。

さんさん商店街の全景も動画に盛り込んだ
ハマーレ歌津のロゴマークを湾に浮かべた場面もある

 さんさん商店街は2017年3月3日、ハマーレ歌津は同年4月23日にオープンした。新型コロナウイルスの影響で大規模なイベントが難しく、遠方の支援者に感謝を伝えようと動画を構想。県の補助金も活用して町内の製作会社「はなぶさ」に委託し、今年3月1日に完成した。

 南三陸まちづくり未来の阿部菜央さん(34)は「全国の支援を受けて運営してきた商店街。今の状況を広く知ってもらい、コロナ禍が収束したらぜひ足を運んでほしい」と話す。

南三陸さんさん商店街5周年記念動画
南三陸ハマーレ歌津5周年記念動画
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