閉じる

ツール・ド・東北 「復興感じて」 バーチャル走行、9月配信

ツール・ド・東北をPRする(左から)宮沢専務執行役員、元Jリーガー中西哲生さん、道端さん、尾形さん、一力社長

 東日本大震災で被災した宮城県沿岸を自転車で走る「ツール・ド・東北2022」(河北新報社、ヤフー主催、三陸河北新報社など共催)の記者発表会が17日、東京都千代田区のヤフー本社であった。3年ぶりのリアル開催を目指す。岩手、福島を含む3県の被災地を仮想現実(VR)技術で疑似走行する「バーチャルライド」も企画した。

 河北新報社の一力雅彦社長が「震災から11年が経過し、復興の歩みを感じ取ってほしい」とあいさつ。ヤフーの宮沢弦専務執行役員は「バーチャルでも楽しめる新しい方式のツール・ドを実現する」と述べた。

 バーチャルライドはコースを実際に撮影した動画を配信し、専用のアプリを使って他の参加者と一緒にゴールを目指す。9月24日に大船渡-気仙沼(42キロ)、25日に南相馬-亘理(60キロ)、10月2日に仙台-奥松島(45キロ)のコースを配信する。

 会場で、広報大使を務めるモデルの道端カレンさんとお笑いトリオ「パンサー」の尾形貴弘さん(東松島市出身)が実演。道端さんは「地形に合わせてペダルが重くなり、思ったよりも大変。被災地の景色も楽しめる」と話した。

 ツール・ド・東北は2013年に開始。20、21年は新型コロナウイルスの影響でリアル開催を中止した。今年は9月17、18日に規模を縮小して開催する予定で、参加申し込みを5月末まで受け付けている。

ツール・ド・東北

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ