アイリスプロダクト、南相馬に新工場 人工芝や食品パッケージ製造

 アイリスオーヤマ製造子会社のアイリスプロダクト(仙台市)の南相馬工場(南相馬市)の完工式が20日、現地で開かれた。新工場は人工芝やアイリスグループの食品パッケージの製造を手がける。大山健太郎会長や門馬和夫南相馬市長ら約130人が出席し、工場での雇用拡大や地域経済活性化に期待を寄せた。

本格稼働に向けた準備が進む人工芝の製造ライン

 南相馬市の復興工業団地に約60億円で整備された南相馬工場は、鉄骨一部2階で、延べ床面積1万6544平方メートル。IoT(モノのインターネット)を活用した受発注予測・生産計画管理システムを導入し、効率的な生産体制を実現した。

 新工場は生産品目別に順次稼働を始める計画で、一部は既に稼働している。人工芝のほか、グループで製造するコメや餅の鮮度保持に用いる脱酸素剤、パックご飯の容器、飲料水のラベル、カイロの包装資材などを生産する。

 大山会長は報道関係者の取材に「福島復興のために建設した。大分や滋賀、宮城県大河原町の工場で製造している製品の増産分を集めた。外部調達していた包装材などの内製化も図った」と説明。2025年をめどに、売り上げ150億円、従業員150人の工場を目指すとした。

 現在の従業員84人のうち80人が新規採用で、福島県在住者は72人を占める。福島県の井出孝利副知事は当初予定していた約50人の求人に、3倍近い応募があったと明かした上で「雇用に与える効果はかなり大きい。こうした工場がどんどんできることで、地域の復興の加速につながる」と喜んだ。

アイリスプロダクト南相馬工場が完成
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