上山・月岡ホテル、旧経営会社が特別清算 営業は継続

 山形県上山市のかみのやま温泉「仙渓園 月岡ホテル」の旧経営会社が24日までに、東京地裁から特別清算の開始命令を受けた。負債総額は約3億5100万円。事業を2018年に新会社に譲渡し、旧会社は「ピーアンドエス」(上山市)に社名変更して20年6月に解散したが、新型コロナウイルス禍の影響で清算手続きが先送りになっていた。

 帝国データバンク山形支店によると、月岡ホテルは1922年創業の老舗旅館。客室数102、収容人数452と同温泉内でトップクラスの規模を誇った。99年2月期には約11億6800万円の収入を計上した。

 しかし、設備投資負担による不採算運営で債務超過に陥り、経営再建に取り組んでいた。16年3月期に経常ベースで黒字に転換したが、新たな資金を調達できず、老朽化した設備の改修が進まなかった。

 新会社は旅館名や従業員36人(21年9月現在)を引き継ぎ、通常通り営業を続けている。

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