ワーケーション@いしのまき>女川フューチャーセンター・カマス(女川町女川)
<出会いと挑戦 育む空間>
JR女川駅近くにある起業家や事業者、住民の共同利用スペースを備えた複合施設。仕事や読書など、何かに没頭したい時はもちろん、お茶会や休憩でゆったりと過ごすなど、さまざまなシチュエーションで活用することができる。
町のNPO法人「アスヘノキボウ」が2015年に整備。会員登録(有料)すると使用できるコワーキングスペースは広々とし、Wi-Fi(ワイファイ)と電源、会議室を完備する。無料の多目的スペースとなっているトレーラーはイベントを開催したり、子どもたちが集まったりする場所としても機能する。
アスヘノキボウの広報、岩部莉奈さん(25)は「女川はコンパクトシティーのため、観光や食事、アクティビティーといった楽しめるものが待っている。平日は仕事で、休日は家族サービスにと、施設を拠点として捉えてくれる人がいるのもうれしい」と話す。
同じ趣味を持つ子どもや大人が集まって交流するだけでなく、町オリジナルのハイボールや菓子を開発するプロジェクトが行われる空間にもなる。訪れれば、新たな出会いで視野が広がり、何かに挑戦しようとする気持ちになれそうだ。(大谷佳祐)
■メモ
施設名の「Camass」(カマス)は女川弁で「かます=かき混ぜる」と英単語の「Mass=たくさんの・大勢で」の二つを組み合わた。営業は午前9時~午後6時(受け付けは午後5時半まで)。日曜・祝祭日定休。0225(98)7175。