岸、全球団から勝利達成 東北楽天4カードぶり勝ち越し

 東北楽天は投打がかみ合い、4カードぶりに勝ち越した。先発岸は7回無失点の力投でチームトップの5勝目。抜群の制球力を発揮して三、七回のピンチを乗り切った。

 打線は四回、1死満塁から武藤の中犠飛と西川の右前打で2点を先取。2-0の八回2死二、三塁では武藤の中越え2点三塁打で突き放した。

 広島は10安打を放ちながら1得点にとどまった。

(勝)岸10試合5勝2敗
(S)松井裕25試合1勝1敗16S
(敗)九里11試合3勝4敗

百戦錬磨の制球力、危機しのぐ

 東北楽天の岸が苦しめられてきた広島から初勝利を挙げ、プロ16年目で史上19人目となる全球団勝利を達成した。西武時代から先発11度で8敗の難敵を7回無失点と圧倒し、チーム最多の5勝目もつかんだ。

 直球で押し、一、二回は三者凡退。三回は1死一、三塁とされたが、野間を三飛、菊池涼を捕邪飛と危なげなく抑えた。「立ち上がりから真っすぐが走っているし、変化球も低めに制球ができている」。小山投手コーチは上々の滑り出しに目を細めた。

 無失点で迎えた七回、2死から連打と四球で満塁のピンチを招いた。打席には三回に右前打を放たれている中村奨。1ボール2ストライクから渾身(こんしん)の内角直球で見逃し三振を奪い、百戦錬磨の制球力を見せつけた。

 打線も応えた。四回、1死満塁で武藤の中犠飛で三走銀次が先制のホームを踏んだ。中堅手の定位置付近の飛球だっただけに「銀次さんの全力ダッシュでもぎ取った1点。銀次さんナイスランです」と感謝した。

 続く西川が2死一、二塁で約1カ月ぶりの適時打を右前へ運び、2点目を奪った。「いつぶりのタイムリーですかね。全く記憶にございません」とほっとした表情を浮かべた。

 八回には武藤が2死二、三塁で2点三塁打を放ち、勝利を手繰り寄せた。試合の流れを最後まで相手に渡さず、4カードぶりに勝ち越した。

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