宮城など5県で与党優勢 東北6選挙区、21年衆院選得票から試算

 22日公示、7月10日投開票の参院選について、東北6選挙区(改選数各1)での与野党の得票を2021年衆院選の結果を基に試算した。岩手を除く5選挙区で与党が優勢で、野党統一候補と激突した前々回(16年)の1勝5敗、前回(19年)の2勝4敗から一変する。日本維新の会が第三極として存在感を増す中、野党側は候補者の一本化が進まず、足並みの乱れが影を落としている。

 21年衆院選の比例代表東北ブロックでの政党別得票を選挙区ごとに集計した。与党は自民、公明両党の合計。野党は立憲民主、共産、国民民主、社民の4党を各選挙区の構図を踏まえて合算し、れいわ新選組、NHK党は除外した。

 結果は図の通り。事実上の与野党一騎打ちとなった3選挙区のうち青森、福島では与党が優位に立ち、岩手は野党が約5000票差で上回った。

 前々回と前回、野党勢力は全6選挙区で共闘が実現したが、今回成立しなかった秋田と山形では、与党が野党の1番手を10万票以上突き放した。

 野党が過去2回連勝した宮城でも、野党1番手が与党を約13万票下回る。東北で唯一、公認候補を立てる維新が10万票余を確保する影響が大きい。

 21年衆院選の比例東北で、維新は宮城以外の5県で2万~4万票台を獲得。直近の世論調査でも、政党支持率が立民と肩を並べる水準にあり、参院選でも維新票の行方に注目が集まる。

 衆院と参院では選挙制度が異なり、得票数は投票率や政治状況に左右されるため、実際の獲得議席は変わる可能性がある。

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