「しこ名」で投票、物言いも? 過去にはリングネーム、「ホリエモン」…

 参院選(7月10日投開票)の青森選挙区(改選数1)で、自民党新人の元大相撲関脇斉藤直飛人氏(47)=公明推薦=のしこ名「追風海(はやてうみ)」を巡り、投票が有効か無効か、扱いが注目されている。

「追風海」のしこ名を背景にした斉藤氏ら、4人のポスターが貼られた掲示板

 公職選挙法施行令などによると、芸名などの通称がある場合、あらかじめ本名に加えて届け出ることが可能。承認されれば、候補者は通称で選挙活動し、有権者も投票できる。元岩手県議のザ・グレート・サスケ氏らがこれに当たる。

 届け出をしなくても、通称が広く浸透し、特定候補者を指すと認められた事例もある。「ホリエモン」で知られ、衆院選に立候補したライブドア元社長の堀江貴文氏らのケースだ。

 今回、斉藤氏は本名のみで届け出たが、「追風海」と書かれた票は一定数生じるとみられる。

 青森県選管は扱いを「各市町村選管の開票管理者の判断に委ねる」と説明。追風海が浸透しているとみなすかどうか、地域判断が分かれる事態も想定される。

 複数の自民県連幹部は「出身の津軽地域を中心に浸透している」との認識。開票管理者が判断する際、陣営が選んだ立会人に意見を求めることになっており、立会人を通じて有効性を主張するという。

 県選管は「候補者の氏名を正確に書くのが間違いない」と注意喚起する。

 青森選挙区には立憲民主党現職の田名部匡代氏(53)=社民推薦=、参政党新人の中条栄太郎氏(53)、NHK党新人の佐々木晃氏(50)も立候補している。

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