仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)で、31歳の雌のイロワケイルカのセーラが「高齢出産」に挑戦している。三重県鳥羽市の鳥羽水族館から、6歳の雄ライトをパートナー候補に迎えた。国内で飼育中のイロワケイルカは両水族館の計6頭だけ。担当者は「念願の赤ちゃん誕生へ、ペアリングが成功するよう頑張りたい」と意気込む。(報道部・高橋葵)
イロワケイルカは白黒模様が特徴でパンダイルカの愛称を持つ。セーラは前身のマリンピア松島水族館(宮城県松島町)で1991年に誕生。国内最高齢だが、22歳だった2013年5月に雄1頭を産んだキャリアがある。
ライトは5月17日にうみの杜水族館に到着。新しい環境に慣れた後の26日、セーラと同じ水槽に入った。セーラに近づいて体をすり寄せるなど積極的にアピールする姿が見られたという。飼育担当の寺沢真琴さん(33)は「2頭の相性は良い。安心して暮らせるよう環境を整えたい」と話す。
うみの杜水族館では15年の開館時、セーラを含む4頭を飼育していたが、19年にはセーラ1頭だけになった。
経済産業省の野生動植物貿易審査室によると、国内のイロワケイルカは1987年にチリから輸入した17頭が起源。現在はワシントン条約で希少種に位置付けられ、主要生息地のチリとアルゼンチンから輸入することができなくなった。
そのため、国内で個体数を増やすには繁殖で確保するしかなく、同館は鳥羽水族館の雄とのペアリングを検討してきた。国内でのペアリング成功例は21年7月に鳥羽水族館で生まれた雄が最後という。
ライトを送り出した鳥羽水族館の若林郁夫さん(57)は「セーラが高齢なので体力的に厳しい面もあるが、2頭の相性が合えば繁殖の可能性は十分にあると思う」と期待を寄せる。
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