太平洋戦争当時は報道できなかった沖縄戦の実態を伝える「新聞」がある。戦後60年企画として琉球新報社(那覇市)が発行した『沖縄戦新聞』だ。沖縄戦が事実上終結した1945年6月23日の出来事を載せた紙面には、「追い詰められる住民」の見出し▼「ありったけの地獄を集めた」と形容される沖縄戦。米軍の沖縄本島上陸や日本軍の総攻撃失敗など、国内最大の地上戦を現在の視点で再構成した。記者が生存者から聞き取り、2004年から翌年にかけて計14回紙面化した▼戦争末期、本土では米軍機による空襲が激しさを増したが、軍は「被害軽微」と発表した。報道統制下、新聞記者だった故むのたけじさん(秋田県美郷町出身)は焼け跡を見ても何も書けなかった。晩年に『沖縄戦新聞』を知り、戦後に「本当の戦争」を書くべきだったと後悔したという▼ウクライナでの戦闘は終わる予兆が見えない。変わり果てたビルや住民らが避難する映像が日本でも連日のように流れる。人々の悲嘆にくれる表情を見るたび、複雑な思いが胸をよぎる▼沖縄戦の紙面を開くと、戦争の狂気が伝わる。ウクライナでも多くの民間人が犠牲になっている。砲火がやんだ後、どんな事実が明らかになるのか。せめて、次の戦争を防ぐ教訓にしなければ。(2022・6・26)
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