4期24年の実績と知名度、巨大与党の組織力が、野党の挑戦を一蹴した。
宮城選挙区は、自民党現職の桜井充さん(66)=公明党推薦=が危なげない戦いで、立憲民主党新人の小畑仁子(きみこ)さん(44)と日本維新の会新人の平井みどりさん(67)らを退けた。
小畑さんは県議1期途中での国政挑戦。擁立決定後、陣営は郡部での自民との票差を最小限に抑えようと、地方議員と公示直前まで支持者回りを続ける戦略を取った。立民党本部と連合が共産党に距離を置き、共闘の構築が遅れた影響もあり、結果的に大票田の仙台市で浸透不足のまま選挙戦が始まった。
応援弁士は2016年には野党統一候補だった桜井さんの「裏切り」を徹底して批判。それでも桜井さんを野党と思っている有権者がおり、安住淳選対本部長(衆院5区)が「悪名は無名に勝る」と嘆いたほど。連合宮城、市民団体の支援も劣勢を覆せなかった。
平井さんは党県組織が今年1月に発足したばかり。党勢拡大の途上で、初めての全県選挙にポスターを張り終えるのにも苦労した。有権者の反応を見てゲリラ的に街頭に立つ一方、公民館など「ハコ」での個人演説会は開けなかった。
公示前後に知名度のある党幹部が相次ぎ仙台入りしたが、陣営関係者は「スタッフ不足で、動員どころではなかった」と明かした。
2人を圧倒した桜井さんは、県内に築いた自前の後援会に、自民の分厚い支持基盤が加わり盤石の態勢を整えた。野党時代とは一転、各地で首長が遊説に同行し、自公両党の地方議員が脇を固めた。
基礎票を確保する「安全運転」の中で、懸念材料は県連が推した党県議を破った公認争いのしこり。3年後の参院選の公認候補に内定した県議に対し、桜井さんは演説で何度も感謝を口にし、「必ず勝ってバトンを渡す」と訴えた。
県議も肩を並べて「ノーサイド」を繰り返した結果、地方議員と連携して勝利に向けて突き進んだ。西村明宏県連会長(衆院3区)は「自民、公明両党が過去を乗り越えて結束したのが大きな勝因。これから桜井さんは本物の自民の国会議員として活躍してくれるはずだ」と期待した。
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