参院選(10日投開票)で、日本維新の会が東北で「第三極」の存在感を示そうと懸命だ。6県の選挙区で有権者数が最多(約193万人)の宮城選挙区(改選数1)に公認候補を立て、比例代表票の上積みを狙う。昨年の衆院選で東北初の議席を獲得した体験を踏まえ、大票田の仙台市に幹部を続々投入し、空中戦を展開する。知名度や組織力の弱さを抱える中、得票を伸ばすのかどうか、関係者の注目を集めている。
JR仙台駅西口で1日、藤田文武幹事長がマイクを握った。「岸田政権は検討ばかりで決断できない。維新に力を与えてほしい」。維新が見直しを唱えてきた国会議員への月100万円の旧・文書通信交通滞在費に触れ、「身を切る改革」の必要性を訴えた。
松井一郎代表(大阪市長)、吉村洋文副代表(大阪府知事)の二枚看板がけん引する維新。昨年の衆院選は議席数を11から41に伸ばした。比例代表東北ブロックでも25万8690票(6・28%)を得て、宮城4区に立候補した早坂敦氏が復活当選した。
今回の参院選では選挙区と比例代表で計46人を擁立。野党第1党の立憲民主党を上回る比例代表票の獲得を狙うが、東北では今年1月、宮城県組織「宮城維新の会」が設立されたばかり。県内の地方議員は不在で、党員は4月時点で約500人にとどまる。
参院選公示翌日の6月23日に来仙した馬場伸幸共同代表は街頭演説終了後、「『維新スピリッツ』に触れる機会は関西と比べ少ない。東北の方に『維新』の文字を見てもらい、(来年の)統一地方選や次の衆院選へと確実に歩んでいきたい」と力を込めた。
統一地方選で地方議員を600人以上に増やす方針を掲げ、「東北でも仲間を増やしたい」(松井氏)と思い描く維新。「全国政党化」を目指す動向を関係者も注視する。
「口を開けば立民の悪口ばかり言っている野党では駄目。国民の声を代弁できるのは私たちだけ」。立民の蓮舫元代表代行は同24日に宮城県大河原町であった個人演説会で維新を批判し、野党第1党の自負心をのぞかせた。
県内の自民党地方議員の一人は「衆院選、参院選、統一地方選と一巡して初めて有権者に根付いたかどうかが分かる」と指摘。「昨年の衆院選で躍進し、今回の参院選でも勢力を伸ばせば当然、来年の仙台市議選や県議選も、となる」と警戒感を示した。
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