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東北への思いも胸に戦った希代の勝負師 羽生結弦選手プロ転向

 平昌五輪の羽生は鬼気迫っていた。3カ月前に負った右足の大けがに耐えての渾身(こんしん)の演技。「なにより勝ちたい。勝たないと意味がなかった」。勝利への執念を見た。

 ソチ五輪を制し、世界歴代最高得点を記録しても、満足しなかった。世界のライバルを強く意識し、新たな4回転ジャンプに挑み続けた。理想の追求…

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